愛知県の名古屋には明道町という、
駄菓子やおもちゃで栄えた地域があります。
名古屋駅と名古屋城の間で、
名古屋駅から徒歩10~15分の場所にあります。
明道町は名古屋城の築城をきっかけに誕生しました。
かつては日本最大規模を誇っていた、お菓子問屋街だったそうです。
江戸時代の下級武士たちは内職でお菓子をつくり、
名古屋城の築城に集まった労働者にお菓子を販売していました。
その後、関東大震災によって被害を受けた子供たちに、
お菓子を配ったことで全国的なお菓子問屋に発展していきました。
今回はそんな明道町にある、堀商店について紹介していきます。
堀商店はおもちゃ問屋ですが、
戦後に名古屋の菓子を東京で売り、
その利益で東京のおもちゃを仕入れ、
名古屋で販売するようになったそうです。
堀商店ではおもちゃをはじめとして、
文具、生活雑貨、お菓子などを販売しています。
また、お祭りやイベント用の商品、
企業の販促に必要な景品用の商品、
オリジナル商品(ロゴ入れ)などの製作なども行っています。
堀商店から卸している小売店やイベント業者、
商品を販売促進や集客に利用する企業や
子どもたちのためにボランティアを行う、
PTAや自治会などの方々に利用されているそうです。
それでは、堀商店の店内について紹介していきます。
堀商店は、常に1万種類以上の商品を取り揃えています。
問屋であるため、小売価格の2~3割引きで買えるものもあります。
今回取材に協力していただいた、
堀商店 企画室の堀新太郎さんに店内を案内していただきました。
店内全体はこのようになっています。
※レイアウトは取材時のものです。
店内に入ってすぐに、季節ものが置いてあります。
例えば、堀商店が開発した「ポイポイバトラー」というおもちゃがあります。
ポイポイバトラーについては最後に詳しく紹介します。
お店のつきあたりには、お祭りの景品で使われるものが置いてあります。
小物などがまとめ売りされています。
階段の裏側には、レトロなおもちゃも置いてあります。
懐かしのミニ四駆なども置いてありました。
そして、階段を上がると2階にも売り場があります。
階段を上がって左に行くと、文房具が置いてあります。
文房具は塾などイベントの景品として使われているそうです。
また堀商店では、景品用にノートや鉛筆、
消しゴムなどをあらかじめ組み合わせたものもあります。
階段の右側には、お祭りの景品で「あたり」として、
使われているものが置かれています。
大きな箱で、豪華に見える商品が多いです。
以上、店内の紹介でした。
最後に先ほど紹介した堀商店さん開発の、
ポイポイバトラーについて紹介します。
ポイポイバトラーとは、
金魚すくいで使うポイを頭に付けて、
水鉄砲で撃ち合うスポーツです。
感覚的なスポーツのため
運動の得意・不得意に関係なく、
子どもから大人まで、
どのような方でも楽しむことができます。
また、ポイポイバトラーはスポーツということで、
下の画像のようにとてもルールが作り込まれています。
堀商店さんは、ポイポイバトラーが正式な競技となることを
目指しているそうです。
堀商店さん主催の大会もあるそうなので、
さささんぽをご覧の方々にも
遊んでいただきたいと思います。
以上が堀商店さんの紹介になります。
みなさんもぜひ、堀商店に行ってみてはいかがでしょうか。
堀商店・代表の堀貴雄さんと企画室の堀新太郎さんの取材はこちらから↓
堀商店さんのお仕事に対する想いがわかります!
【参考文献】
1)堀商店 公式HP
2)名古屋・駄菓子屋備忘録。おうちで駄菓子パーティのすすめ
【取材先・資料提供】
株式会社 堀商店
所在地:愛知県名古屋市西区新道2丁目6番26号
※この記事の情報は2022年7月末時点のものです。
【取材・執筆】
辻ゼミ8期生 佐藤・紀平・岩崎
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