実は津まつり開催エリアは津市の中心部の広い範囲で行われており、多くの名所が集まっている場所です。ここでは番外編として津まつり開催エリアの名所・名物を『新しい散策のカタチin津ぅ』と題してご紹介いたします。
コロナ禍で旅行が難しい今、さささんぽの記事上で散策を楽しんでもらえたらと思います。
それでは、出発!
こちらの津まつりの会場マップから名所をご紹介していきたいと思います。
1 お城公園(津城跡)-最寄り近鉄津新町駅から徒歩約10分-
県指定史跡でもある津城跡は、2017年に『続日本100名城』として選定されました。
津城は、天正8年(1850)に織田信長の弟・織田信包(のぶかね)により築かれ、戦国時代の名将である藤堂高虎により整備されました。その後、津は伊勢街道の宿場町として栄えたと言われています。
現在は本丸、西の丸、内堀の一部のみとなっていますが、日本庭園と西洋庭園を含むお城公園として整備され、桜の名所となっています。
また、津まつり開催時にはこのお城公園でフリーマーケットも開催され、1989年の津まつりから約30年間行われており、多くの人でにぎわいます。不要品だけではなく、手作りの小物を出品しているお店もあるので、ハンドメイド好きの私には毎年楽しみでたまらないイベントです!
【津城と桜】
【フリーマーケット開催時の津城の様子】
2 観音寺(津観音)-最寄り近鉄津新町駅から徒歩約30分/バス8分-
この津観音は、浅草・大須観音と並ぶ日本三観音の一つです。
皆さんもご存知である伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)の本地仏として有名です。大晦日や元旦だけでなく、津まつりや七夕まつりの会場としても利用されています。
実は、私自身も今回の記事を執筆するまで三観音とは知らず、身近にそんな素晴らしい場所があるということに驚きました!周りにも知らない人が多かったので、この記事をきっかけに知っていただきたいなと思います。
3 街の活性化イベント
このエリアにはかつて、いくつかの商店街が複合していましたが、大規模小売店の台頭と自家用車の普及によって現在は空き店舗が目立つようになりました。そのようなことから街を盛り上げるために様々なイベントが行われています。その中の1つが高虎楽座です。
このイベントは、津市独自の伝統文化の保存、継承と商業の活性化に貢献するイベントとして春と秋に同時開催されています。マップ3番の縦に伸びる赤いマークの丸之内商店街と横に伸びるフェニックス通りで市内の物産販売や体験コーナー、伝統芸能の演舞などが行われています。残念ながら今年は新型コロナの影響で中止となりましたが、落ち着いた際には是非訪れてみてください!
【高虎楽座の様子】
4 ご当地グルメの紹介・津ぎょうざ
津市の名物としてよく知られているのは天むすや鰻ですが、津市民の私が是非ご紹介したいのが「津ぎょうざ」です。
津ぎょうざは津市の学校給食から生まれたご当地グルメで、直径15cmの皮で包んだ揚げ餃子です。2019年のB-1グランプリin明石では、津ぎょうざでまちおこしを行う市民団体「津ぎょうざ小学校」がゴールドグランプリを受賞しました。
具材は一般的な餃子と変わりませんが食べ応えがあり、小学校の頃から大好きな食べ物です!
市内には26店舗の提供店と3店舗の取扱店(2021.2時点現在の津ぎょうざ協会加盟店)があるので、食べ比べするのもおすすめです。
◇さいごに
皆さん散策はいかがでしたでしょうか?
これらのスポットはすべて徒歩圏内となっているので、お散歩がてらに回るのがおすすめです。津市名物の元祖天むすのお店や鰻の名店、ご紹介した津ぎょうざを食べることができるお店もたくさんあるので、疲れた足もゆっくり休めることができます。
コロナが落ち着いた際にはぜひ「津ぅ」にお越しください!
【参考文献】
1.『津市 市外向け情報津ぅrip・県指史跡 津城跡』
2.『レッ津ゴ〜旅ガイド 津城跡(お城公園)【祝!続日本100名城】』
3.『フリーマーケットin津』(http://freemarketintsu.com)フリーマーケットin津実行委員会
4.『津市観光ガイドブックダイジェスト版』
5.『レッ津ゴ〜旅ガイド 高虎楽座』(https://www.tsukanko.jp/event/8/)津市観光協会
6.津観音公式サイト(https://tsukannon.com)
7.『津ぎょうざ小学校指定教材津ぎょうざ学習帳』
【取材先・写真、資料提供】
・津市役所商工観光部 観光振興課
TEL:059-229-3234 FAX:059-229-3335
・津市役所商工観光部 商業振興労政課
TEL:059-229-3169 FAX:059-229-3335
【執筆:ささラボ取材班 垣野】
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