トーストとゆで卵だけじゃない!?進化したモーニングサービス!!
- ささラボ
- 2019年8月1日
- 読了時間: 4分
更新日:2019年10月13日
愛知県の名物といえば、「ひつまぶし」や「味噌カツ」、「エビフライ」に「きしめん」そして「手羽先」や「ういろう」さらには「小倉トースト」など色々と思い浮かびますよね!
その中でも、小倉トーストのルーツをご存知でしょうか?
トーストをぜんざいに浸して食べている学生を見た店主が、「小倉あんを乗せたトーストのメニューを作ってみよう!」と考案したことから始まったと一説には言われています。
こんな風に、名物の背景には面白い話がいっぱい詰まっています!
今回は、愛知県でお馴染みの食文化である「モーニングサービス」をご紹介します。
通称「モーニング」と言われるこのサービスは、喫茶店やレストランが朝の時間帯にドリンクやトーストなどを割安価格で提供するものです。
★なぜ、モーニングが生まれたのか?
諸説ありますが、一説には1950年頃と言われています。はじまりは繊維業が盛んな一宮市。商談などで朝からお店に集まった人たちに、ピーナッツやゆで卵をサービスしたことをルーツとしている説があります。
西日本を中心にモーニングが普及するにつれ、喫茶店だけでなく外食チェーン店でもモーニングが提供されるようになりました。
ファミリーレストランでは、モーニングでも十分な量を食べられるメニューが多くなっています。そのため、クラブ活動の早朝練習前後の時間帯に中学生が利用することもあるようです。
いまやモーニングは広い世代で利用していると言っても過言ではありませんね!
★モーニングのことを調べていたら食べたくなりました。そこで、実際にお店に行ってきました!
今回、ご紹介するのは、名古屋市にある老舗洋菓子店の純喫茶「ボンボン」と、一宮市にある鉄板お好み焼きカフェ「STAGE」です。
純喫茶「ボンボン」
ボンボンのモーニングでは飲み物を頼むとトーストとゆで卵が付いてきました。名古屋のモーニングの定番ですね!
しかし、それだけではありません!老舗洋菓子店が経営している喫茶店ということでケーキがとてもおいしかったです!それに、ケーキの値段は270~400円とお値打ちです!モーニングの時間に来店したにも関わらず、ついケーキを頼んでしまいました(笑)。
ただし、ケーキを頼んでしまうとトーストとゆで卵がついてこないのでご注意ください。ちなみに、写真の左上にある食パンはふわふわで甘くておいしかったです。

営業時間:
<洋菓子>8:00~21:00
<純喫茶>平日 8:00~22:00 (L.O 21:45)
日・祝・月 8:00〜21:00(L.O 20:45)
アクセス:桜通線高岳駅1番出口より徒歩4分
※モーニングサービス(平日のみ):8:00~10:00
鉄板お好み焼きカフェ「STAGE」
STAGEはモーニングの発祥地として有名な一宮市にあります。
一宮市は「一宮モーニングプロジェクト」を行なうほど、街ぐるみでモーニングに力を入れています。市内にモーニングを行なっている店舗がたくさんあり、バリエーションも多種多様です。一宮のモーニングをコンプリートするのも楽しいかも知れませんね。
一宮モーニングプロジェクトにご興味がある方はこちらの一宮モーニング公式サイトをご覧ください。

営業時間:7:30~17:00
定休日:月、火曜日(祝日の場合は営業)
所在地:一宮市浅野字白山55-2
(駅から離れた場所にあるので、車で行くことをオススメします)
※モーニングサービス:7:30~14:00
モーニングでは、ドリンクとセットでお好み焼きやお好み焼きサンドなどが付いてきます。朝からお好み焼きを食べるのは何だか新鮮でした!
ちなみに、鉄板お好み焼きカフェSTAGEは、音楽教室dolce(ドルチェ)も運営しているそうです。とても守備範囲が広く、ちょっと斬新なお店ですね(笑)。
普通のモーニングが食べたいという方もご安心ください!トースト、フレンチトーストも選べます。価格は400円~とかなりお得ではないでしょうか。
お好み焼きサンドは数量限定ですので、お好み焼きサンドを頼みたい方は早めのご来店をお勧めします。焼きたてを提供してくださるので、めちゃくちゃおいしいです!

東海地方で始まったモーニング文化は全国に広がりつつあります。今回ご紹介したお店は、いずれも強いこだわりを持ってモーニングを提供されていました。
取材を通じて、その熱意がひしひしと伝わり、モーニングは奥が深いと感じました。
もはや、ドリンクにトーストが付いてくることが「モーニング」の時代ではないです。カフェ巡りならぬモーニング巡りなんていうのも良いかもしれませんね!
【執筆・取材:ささラボ取材班 西川、新山】
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